出生前診断の羊水検査とは?安く受けれる方法・リスクや検査項目

子育て・レジャー

出生前診断とは、妊娠中に胎児の発育や異常の有無を確かめる検査の事。
通常の妊婦検診である、「超音波検査」「胎児心拍数モニタリング」を始め、希望して行う「遺伝学的検査」「新型出生前診断」など検査方法は多様化しています。
その中でも、より確実な診断を行う「羊水検査」について書きます。

羊水検査とは?

羊水検査とは、子宮内の羊水や絨毛をお腹に針を刺してとり検査する方法です。
羊水検査には赤ちゃんに由来する細胞が存在しているため、その羊水を採取して染色体の数や形などを見る事で染色体疾患を調べる事ができます。

【検査時期】 15-16週以降
【検査項目】 染色体疾患全般
       21トリソミー(ダウン症候群)、トリソミー18、トリソミー13
【診断報告】 2、3週間

染色体疾患とは?

染色体異常には合併症も合わせるとさまざまな症状があります。

引用 http://www.nipt.jp/botai_03.html

羊水検査のリスクとは?

お腹に針を刺して羊水をとるしか検査方法はありません。
そのため、破水や出血、子宮内膜感染、早産、羊水塞栓症などさまざまなリスクが考えられます。

実際に、私が受診している医院に話を聞いてみたところ、

なち
なち

約300人に1人の割合で流産の可能性があり、オススメしていない。

と言われました。

検査の流れ

当日、お腹の張り止めを飲む
→超音波で子宮内の胎児・胎盤の位置を確認
→腹部を消毒
→局所麻酔をかける
→検査開始 細い針をお腹に刺す
→約20mlほど採取する
→少し休み、様子をみる

当日は絶対安静になりますので、帰りの手配などしっかりしておきましょう。

羊水検査の費用は6万〜

羊水検査は保険が効かないため、全額負担となっております。
相場は約6万〜20万と大きく開きますが、クリニックによっては条件によって補助がでるところもありますのでお近くの地域で確認してみましょう。

互助会賛同で最大20万の補助

会費3000円(非課税)で入会すると、羊水検査の検査費用を最大20万(税込)まで補助してくれる【互助会制度】を設けているクリニックもあります。

互助会は、いずれやってくる結婚式や、お葬式などに備えて、会費を積み立てていくシステムです。

わずかな月々の掛金を一定期間払うことにより、経済的に「結婚式」「お葬式」などを行うことができます。

引用 互助会ドットコム https://www.gojokai.com/what/

高齢出産は羊水検査を勧められる

高齢出産と言われる35歳以上の場合、染色体異常である確率は35歳以上は200人に1人、40歳以上で65人に1人、45歳以上で20人に1人となっています。
そのため、危険率より染色体以上の発生率が高いため、検査を勧められます。

羊水検査を受ける理由

羊水検査を受ける理由は人によってさまざまです。

・陽性が出た場合、中絶の選択
・陽性が出た場合、金銭面や仕事などの調整ができる
などの選択があります。

リスクを避けるために、羊水検査をしないと決める人は多い。

陽性が出て、中絶をする場合

なぜ、羊水検査に批判が集まるのか。
その第一が「陽性の場合、中絶する」です。
「障害があると分かって育てられないなんて…」という意見が多いですよね。

そして、もし中絶の選択をした場合の処置方法がもう1つの批判の理由です。

早く検査を受けても、検査結果が出る頃にはもう赤ちゃんの形ができているのです。
早期の中絶方法が不可能なため、選択の負荷は重くなります。

どちらも悪いと言えない

過去のトラウマや経済的理由からもし、陽性の場合中絶を選ばざる得ないために検査をする人もいる。

賛否両論あるが、家庭環境や経済状況により判断する必要があるのでしっかりと話し合って検査をするか、見送るのか考えて見て欲しい。