多くの女性が悩む「生理痛」「PMS(月経前症候群)」。
特に、仕事や育児など日常生活に支障をきたすという人も多いのではないでしょうか?
実際に私も嘔吐や頭痛、異常なダルさを感じる事が増えた事をきっかけにピルの服用を始めました。
今回はPMS(月経前症候群)、ピルの服用について実体験を交えて話していきたいと思います。
そもそもPMS(月経前症候群)って?
月経前に起こり月経時に消えていく不快な症状がくり返し3ヵ月以上続き、しかも日常生活にさしつかえるほど症状がひどい場合や イライラ・肌荒れ・便秘・お腹のハリ など、心や体に不調が現れる場合に月経前症候群(PMS)と診断されます。
生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こる不快な症状で、身体的なものから精神的症状まで実にさまざまな症状が現れます。
1週間前になるとイライラ、便秘、偏頭痛の頻出、吐き気、めまいが起こり、日常生活をまともに送れない事が辛かった。
ピルの種類
基本的にピルは病院でPMSが辛い事を相談すると、保険適用のピルを処方してくれます。
飲み方が薬によって違い、体に合うかどうかを見極める必要があるので症状やライフスタイルを考慮してお医者さんに処方してもらいましょう。
低用量ピル(自費)
シンフェーズ、トリキュラー、マーベロン、ラベルフィーユ、ファボワール
超低用量ピル(保険)
ヤーズ、ヤーズフレックス、ルナベルULD、フリウェルLD、ジェミーナ
なち が使用しているピル
低容量 ヤーズフレックス
ピルの効果とは?
- 避妊
- 月経困難症(月経痛)の軽減、過多月経の方の月経血量の減少、月経不順の改善
- 子宮内膜症の予防と改善
- 月経前症状(PMS)の軽減
- にきび、多毛などの改善
- 更年期症状、骨粗鬆症の予防
- 卵巣がんの予防
- 卵巣嚢腫、子宮外妊娠の減少
- 乳房良性疾患、子宮体がんの予防
- 大腸がんの発生リスク低下
なち の使用目的
PMS改善、避妊
ピルの副作用
服用しはじめて最初の数日間は吐き気やむかつき、頭痛、むくみ、乳房の痛みなど、妊娠初期に似た症状が起こることがあります。
体が慣れるまでの一時的なものとなり、少量の不正出血が起こることもありますが、たいていは4~5日でおさまります(多くとも2~3シートで症状はなくなります)。
・吐き気
・むかつき
・乳房のはり、痛み
・頭痛、偏頭痛
・下腹部痛
・下痢
・むくみ
・体重の増加 など
※飲んだり止めたりはリスクを上げてしまうそうなので飲むならきちんと飲むこと!
血栓のリスク
一番多く心配されている副作用が血栓。
血栓血管の中で血が固まり、つまってしまう状態です。
心筋梗塞や脳梗塞、肺梗塞という病名のほうがわかりやすいかもしれません。
ピルは血栓症の確率を2~3倍にすると言われています。
喫煙を控え、むくみや痛みなどが2ヶ月以上続いた場合には受診をして相談しましょう。
私の受診した時は血栓のリスクは40代から高まるので40代までの方に進めているそうです。
なち にはこんな副作用がありました
吐き気、片頭痛、足のむくみ
避妊効果はある?
99.8パーセントと言われています。
婦人科の先生は7年やってきてきちんと容量も守り毎日飲み続けた人で妊娠はまだ受けた事がないそう。
PMSは出産を機にひどくなる事も
私自身、生理に悩まされて10数年。
■14歳
初潮が来るも半年止まる
■15歳~22歳
片頭痛とPMSのダブルパンチで苦しむ
周期は2、3ヶ月に1回(婦人科で相談するがピルの服用断念)
■22歳
妊娠・出産で休戦
■23歳
生理復活
出産を機に毎月来るようになる
■25歳
PMSが重くなりすぎたためピル服用
元々不順だった生理が産後月に一度くるようになったものの、PMSは重くなっていきました。
産後は「生活習慣が大きく変わる」「ホルモンバランスが出産によって変化する」「体質が変わる」事から、PMSが軽くなったり重くなったり変化する事が多いようです。
頭痛持ちで一度ピルの服用を断念
婦人科に相談にいった所、片頭痛持ちは副作用で頻度が上がる・脳梗塞のリスクが7倍上がると言われたため断念。
前兆ある片頭痛患者はピルは禁忌とされており、
頭痛発作が起こり30分か2時間前に↓のような症状がある場合は注意が必要です。
①目の前にキラキラが見えて、拡大する、
②体の一部がチクチクする、感覚が鈍くなる、言葉がでにくい
③顔面麻痺、痙攣
若い女性が脳梗塞を起こしてしまう確率は1年間での発症は10万人のうち5~10人程度と高くありません。
とされています。
※喫煙は脳梗塞のリスクが10倍にまで増えてしまうといわれています。
少ない確率とはいえ、リスクがあるなら…と服用を見送りました。
検査をしつつ、服用をスタート
リスクはありつつも、日常生活に支障をきたすのでやはり飲みたい!と思いまず脳神経外科へ。
CTをとり、先生から脳の異常がないか見てもらい、
①目の前にキラキラが見えて、拡大する
②体の一部がチクチクする、感覚が鈍くなる、言葉がでにくい
③顔面麻痺、痙攣
の前兆あり頭痛がない事を確認し、服用のOKを貰いました。
ピルの服用を開始→1ヶ月後に脳神経外科をもう一度受診
副作用についても脳神経外科と婦人科の両方に相談し、問題ないでしょうという事で続行。
きになる人は定期的に脳神経外科や頭痛外来を受診しながら服用をすると安心です。
ピルの迷信
①太る
太るというのは嘘だそう。
私は実際に太りましたが、これは薬のせいというよりも体調不良で吐いたり、食べれなかったりする日がなくなったからだと思います。
そういった変化で太ると言われてしまったのかな、と思います。
②妊娠しにくくなる
これは私も産婦人科に聞きました。
ピルをやめると排卵が再開し、妊娠可能な状態に戻ります。
むしろ、不妊症の原因となる子宮内膜症を予防するそう。
実際飲み始めて
2、3ヶ月は副作用もあり、少しマシかな?程度でした。
3ヶ月以降からPMSはかなり良くなり、多少の頭痛はあれど、以前はあった倒れる・嘔吐するなどの症状がなくなるまでに。
生理の日が6日から3日に半減
元々6日間あった生理の日が3日間に半減。
ホルモンバランスを整えてくれるので、きちんと予定通りにくる事で他の予定が立てやすくなりました。
1日の出血の量もかなり減るので、出血量が多い事が気になるという人にも試してみて欲しいです。
現在服用中の薬は?
片頭痛の薬
レルパックス、ブルフェン、漢方、トリプタノール
PMS
低容量ピル ヤーズフレックス
この飲み合わせがもう定着しつつあり、多少眠いのを我慢すれば普通に仕事や育児ができるようになりました。
レルパックスなどの強い薬は即効性がありますが飲み合わせに注意などが必要なのできちんと担当医師に確認をするようにしましょう。
最後に
私はピルを飲み始めて生活が大分楽になったので頭痛もちの人は検診・検査を受けつつ貰うのがベストかなと思います。
現在はオンライン診察で手軽に貰えるようなので忙しくてもらいに行くのが面倒という人にも気軽に始められます。
無料で登録しておくと、必要なときにすぐ申し込めるので事前に登録だけしておくのもおすすめ。
PMS、偏頭痛、ヘルニア…さまざまな不調と戦いながらシングル子育てに奮闘。
妊娠発覚までテレビ業界で月400時間労働→発覚後定時部署に移動→出産後強制退社→ITとコンビニの仕事掛け持ちで生計立てる。
神経質なくせに超ズボラという性格の持ち主★洋服のタグは紙はちぎって他はつけっぱなし。
2019年 保育士試験合格!
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