子どもが乳首を触るのをやめさる方法…不快に感じるのは悪い事ではない

健康・症状

授乳を終えた子どもに特に多いのが、乳首を触る・つねる事。
触られて不快に感じると「私ってママ失格?」と思い込んでしまう人も多いと思います。
私も2歳半で卒乳をしたわけですが、息子は恋しさから乳首をつまむ癖ができました。
実際にやめさせるためにいくつもの方法を試しました。

この記事は
☑︎不快に感じるメカニズム
☑︎子どもが乳首を触る理由
☑︎乳首を触るのをやめさせる方法

について書いていきます。

子どもが乳首を触るのを不快に思う事は悪い事ではない

授乳をしていた時は感じなかったのに、なんでこんなに不快に思ってしまうのか?
こんな事を思ってしまうのはママ失格なのではないか?

そんな風に思っていませんか?

寝る時は触らないと寝てくれない…

ひまさえあれば触ってくる…

触られるのが不快すぎるけどどうしたらやめてくれるの?

そんな風に思っているママはそう少なくありません。
私自身、そう思っていた時がありました。

しかし、ママがそう感じるのにはきちんと理由があり、不快に思う事は決して悪い事ではありません。

・ウェスターマーク効果
・近親相姦のリスクを回避
・乳首への刺激に対する嫌悪

と理由があります。

ウェスターマーク効果

ウェスターマーク効果とは 「幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては、長じてから性的興味を持つ事は少なくなる」 という仮説の事です。
そのため、ママが近しい者である子どもから胸や乳首を触られる事に関して嫌悪感を抱くのは当然の事と言えるのです。

近親相姦を避ける

近親相姦とは「近親者(血縁者)同士による性行為」の事ですが、近親者の間に生まれた子どもは障害があったり、体が弱かったりする確率が高いのでそのリスクを回避する機能が備わっています。
そのため、本能的にリスクを回避しようとしている故に起きる不快感は決して悪い事ではありません。

乳首への刺激に対する嫌悪

そもそも、乳首を触られる事が好き!という人も少ないのではないでしょうか?
自身の気持ちに反して刺激を与えられるわけなので、嫌悪感や嫌気がさしてしまうのは当然の事です。

なぜ乳首を触るのか?

では、子どもはなぜ乳首を触ろうとするのか?

授乳の名残

授乳していた子どもにとって、おっぱいが名残惜しくてつい触ってしまう事が多いです。
断乳した後は特に執着が残っており、卒乳(自然に自身の意志でおっぱいを卒業する事)した子どもよりも乳首や胸を触る子が多いという話も。

おっぱい=幸せ、癒し、ママとの一番のスキンシップ 

と子どもにとってはとても重要な役割を果たしている授乳。

安心感が欲しい・不安をなくしたい・ママにかまって欲しい

など、授乳によって得られていた幸せを求めて乳首を触るのです。

スキンシップ、心のよりどころとなっている

環境の変化、精神の成長に伴い癒しを目的として触っている子も多いようです。
「寂しい」「不安」という不安定さを温もりで払拭するために求めている子も。

ただただ好き

5〜6歳になっても触る子に理由を聞くと「ただただ好き」という回答も多いです。
「感触」「思い出」「温もり」など子どもが乳首を触る事そのものを「好き」だと感じるのです。

子どもが乳首を触らなくなる方法は?

では、子どもが乳首を触らなくなるにはどうしたらいいのでしょうか?

中には「小学生になったら周りの声を気にして触らなくなった」という話も聞きますが今!どうにかしたいというのが本音ですよね。
私自身試してきた事を書いていきますが、子どもによって何がきっかけになるかはそれぞれですのでいろんなパターンを試してみてくださいね。

①言い聞かせる「アイメッセージ」

この記事をすでに読んでいる方はもう試しているはずですが、言い聞かせる事が手始めにする事。
「ママ、いっぱい触ると痛いからやめようね」「ママは触られるのがイヤだ」という物言いから、時には「いてててて!!」とオーバーにリアクションしてみましょう。

“ママが“イヤだと感じるという事をしっかりと伝えてみましょう。
「なんでそういう事するの」といったような責めたり、遠回しな言い方は子どもに伝わりにくいのでやめましょう!

気をそらせる

気をそらせる事ができるのであればそれが一番ですよね。
・絵本を読む
・代わりの場所(二の腕や髪)を触らせる
・人形やタオルを与える

など、子どもの気をそらせるものを一緒に考えてみましょう。

絆創膏を貼る

絆創膏を貼るのも効果的でした。
ただ寝る前に貼るのでは全く効果はなく、

・お風呂で貼っておく
・子どもに貼ってもらう
・粘着力、防御力が高いのを選ぶ

授乳明けなら「キズパワーパット」がおすすめです。
保湿剤やワセリンを塗って貼っておけば、乳首ケアにもなります。
そして何よりも防御力が高いです(笑)

なち
なち

私は授乳で切れてしまった乳首の保護のためにもこれを使ってたよ

サラシを巻く

乳首まで手が伸びるまでに 首→胸→乳首 という経路か、 お腹→アンダーライン→乳首 という経路を辿ると思います。
私の息子は首から手を入れるタイプだったので、手を入りにくくするために 「サラシ」 「タートルネック」 を愛用していました。
きつくしめれば手が入らなく、諦める回数も増えました。

タートルネックを着る

首からの侵入を防ぐために、タートルネックも試しました。
サラシとコラボすれば防壁が作れます。

寝かしつけ方法を変える

寝かしつけの時に多く触る子が多いはず。
まずは寝かしつけでくっついたり、背中トントンはやめて距離を取るようにしてみましょう。

・プラネタリウムを使う
・絵本を読む


など、寝かせる前のコミュニケーションの方法を変えてみるのも手ではないでしょうか?
ひとつ大きな習慣を無くすと、昼間のお触りも減ってくるはずです。

大好きは忘れない

乳首や胸を触らないようにするという事は、ママと子のコミュニケーションが少なくなります。
子どもが不安定にならないよう、「大好き」「愛してる」という愛情表現をいつもより多めにしていくことを心がけましょう!